生物進化を考える

生物進化を考える (岩波新書)

生物進化を考える (岩波新書)

ゲノム研究花盛りの今、中立説はますます説得力を増していくようだ。
この本は、生物学的な素養のない人にも読めるように新書として書かれたものだが、木村資生自らによって書かれただけに、相当わかりやすく読み応えがある。
木村資生の明晰な思考のなせるわざなのか。
最後のほうはSFめいた話になってきてビックリした。
やはり、進化を考える人はロマンチストなのか。
木村資生がアーサー.C.クラークが大好きということで、少し親近感がわいた。
 
これは、とても良い本だと思う。