「アントニオ」と「猪木」の関係を知らない検索エンジン

日経 IT PLUS の記事。
テクノロジー : 日経電子版
かなり荒っぽいけど、なかなか面白い実験をしていた。
ある検索エンジンでは、「アントニオ」で検索する人のうち、猪木氏に関連するキーワードと併せて検索する人は72%を占める。
(例えば、「アントニオ 猪木」「アントニオ 猪木 酒場」など。
猪木氏と関係ないキーワードは、「アントニオ ガウディ」など。)
一方、実際にその検索エンジンで「アントニオ」で検索すると、上位にランクされる検索結果には、10%から30% 程度しか猪木氏関係の記事がなかった。
これでは、「アントニオ」で検索する人の7割を占める(と思われる)、猪木氏の記事を望む人々のニーズが満たせてないではないか、
検索エンジンはリンク構造や記事のキーワードだけでなく、ユーザの検索キーワードの頻度なども考慮してはどうか、というもの。
検索キーワードの使用頻度がユーザのニーズに合致するという点には大いに疑問が残るが、なかなか面白い考えだとは思う。