ハプスブルク家

ハプスブルク家 (講談社現代新書)

ハプスブルク家 (講談社現代新書)

ルードルフ一世の神聖ローマ帝国国王選出から、フランツヨーゼフ帝までの約600年のハプスブルク家の歴史を概観する。
と書くと、味もそっけもない歴史教科書的なものを想像するが、この本は歴史小説のような感じでとても面白かった。
それにしても、近親交配というのは、ここまで短期間の間に悪影響が現れてしまうものなのか。
はからずも、この名門一族は数世代の血を使ってこのことを証明することになってしまったようだ。
へテロ接合体万歳。(変な結論)