ボーンスプレマシー

マットデイモン主演、スパイアクションもの。
前作ボーンアイデンティティーは、ミステリアスなオープニングから始まり、次々と発覚するボーンの能力に驚きの連続で、かなり面白い映画だった。
で、その続編ということで、ボーンの能力は既に明らかになっている状態から、どのように楽しませる映画になっているのか、と思いながら鑑賞。
ここからは、ネタバレのため見てない人は見ないほうがいいかも。
一言だけ言えば、結構楽しめた映画だった。
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相変わらずボーンの能力はずば抜けており、困難を次々と鮮やかな手で解決していく様子は見ていて気持ちが良い。
ただ、ボーンを追う人々が、少々手ごわくなさすぎるかもしれない。
CIAもすぐにミスって大騒ぎになるし、警察はあっという間にかわされて歯ごたえがない。
だからなのか、ボーンも堂々と素顔で街中を歩きまわり、挙句にホテルのフロントに気付かれて通報されるなど、スゴイ能力にちぐはぐな間抜けなミスをしている。
途中でてきた同僚の強いヤツは、あっという間に殺されてしまったが、こいつと火花を散らすような展開ならスリリングだったのに、と思ってしまった。
最初から構えて見ていたから仕方ないが、それも続編の宿命だと思う。
しかし、スリリングなスパイアクションとして、良くできた楽しめる映画だとは思う。
あと、前作同様、世界中が舞台になっているため、見ているだけで旅行した気分になる。
旅行好きとしては嬉しい要素ではある。