ファイトクラブ

やはりですます調では文章を書きにくいので、やめる。

デビットフィンチャー監督、ファイトクラブを観た。

ファイト・クラブ [DVD]

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オープニングの凝り方なんかは他の作品と同じく良い感じだった。
全体に流れる雰囲気や盛り上げ方もフィンチャー流で良かった。
またしても今まで見たことの無い荒唐無稽なストーリーであった。
クライマックスもそれなりに意外性があって良かった。
しかし、どうしても、観終わった後に、「え!?こんなもん!?」という、ズバリ言えば「期待はずれ」な感じが否めなかった。
多分、「ゲーム」や「パニックルーム」を観た人が言う「期待はずれ」という思いが、今回の僕と同じ感じなんだろうと思う。
しかし、何の先入観も持たず、「試しに観てやろうか」くらいの構えで観れば、とても楽しめる映画だったのではないかと思う。
今回、最近の自分の中のデビットフィンチャーブームの流れで、この映画を観てみた。
だから、どうしても期待する面白さをイメージして観てしまったように思う。
その結果、見事に予想だにしない方向の刺激のオンパレードで、「期待はずれ」となってしまったのだろう。
期待を120%満たしてくれる「ハリーポッター」のような映画とは、根本的に性質が違うのだ。
この監督、毎回ファンを裏切り続けるという意味で、やはりすごい監督かもしれない。

いや、しかし、期待はずれというのは、期待の方向が間違ってたということで、やはり面白い映画だと思うな。うん。
観た後にいろんなシーンを思い出すにつれ、よく練られた内容に関心してきた。
しばらくして、また観るといいかもしれない。
「セブン」も観てみようかなあ。(8年ぶり??)