塩野義製薬との創薬共同研究で成功報酬を受領(医薬分子設計研究所)

医薬分子設計研究所

塩野義製薬株式会社との創薬共同研究について


株式会社医薬分子設計研究所(本社:東京都文京区、代表取締役社長 板井昭子)は、かねてより実施しておりました塩野義製薬株式会社(以下、塩野義製薬。本社:大阪市中央区代表取締役社長 塩野元三)との共同研究におきまして、開発候補となる化合物の探索に成功し、塩野義製薬より成功報酬を受領致しましたのでお知らせ致します。

本共同研究は、メタボリックシンドローム領域において塩野義製薬が標的としている蛋白質に作用する開発候補化合物を探索するもので、早期に前臨床試験の実施可能な開発候補化合物を探索すべく当社が設計・合成・アッセイを行ってまいりました。

また、当社が独自に開発してきた論理的分子設計手法により、蛋白質立体構造の情報のみに基づいて論理的に医薬シード化合物を見出すことが可能となり、短期間に開発候補化合物を設定することができましたため、本共同研究契約に基づき最初の成功報酬を受領することとなりました。

なお、今後、本化合物の開発プログラムは塩野義製薬により継続されますが、当社には開発のステージに応じた総額20億円までのマイルストーンと、製品が上市された場合にはロイヤルティが支払われることになっております。また本共同研究の期間はこれを機に3年から5年に延長され、対象疾患領域も拡大して新しいテーマに着手することになりました。

当社では長年に亘り、分子の三次元構造と計算シミュレーションに基づき論理的に低分子医薬を設計する方法を開発してきましたが、近年はさらにその技術とノウハウを実際の創薬に応用し、自社テーマおよび受託テーマでの医薬候補化合物の創製を行っております。自社テーマのIκBキナーゼβ阻害剤は、経口薬および軟膏剤ですでに第1相臨床試験を終了し、患者さんで有効性を確認する試験であるPOC(Proof of Concept)スタディを実施中です。

当社の論理的分子設計手法の創薬における有用性が、今回の塩野義製薬との共同研究で証明できたことは非常に有意義であり、今後も継続して医薬品の研究開発に貢献できるよう、より一層努力してまいります。

ほほぅ。
頑張ってるなあ。
それにしても、BTJ のニュース速報を見てるはずなのに、ニュースの認識が後手後手になってしまう僕の情報収集力の弱さよ。
しっかり目を見開いて生きにゃあ。