時間はどこで生まれるのか

時間はどこで生まれるのか (集英社新書)

時間はどこで生まれるのか (集英社新書)

時間とは何か、ではなく、時間はどこで生まれるのか、というこだわりの感じられるタイトル。
個人的には、「生命とは何か」というタイトルのほうがしっくりくるように感じた。
生命とは、エントロピーが増大する方向に対して秩序を保とうとする「意思」である。
(これで正しく表現されているかどうかは自信がないが。)
我々の思う時間と空間とは、生命というものにとって都合の良いこの世界の一つの解釈に過ぎない。
これは、ほぼ当たり前と言って良いくらいの真理である気がする。