最近読んだ本

図書館で借りてきた本もあるので、読んだことを忘れない意味もこめて、メモ。
 
タイムを読む

松本道弘氏の名著。
まともに英語で会話できるようになるには、生半可な努力じゃだめだぜ、というメッセージと、松本氏の気迫がビシビシ伝わってくる一冊。
英語道、有段者、とか言われると、少しひきそうになるのだが、でも、「この程度できる人はだいたいこのレベルの英語力」というのをわかりやすく示したのは、素晴らしいと思う。
 
ニホン語、話せますか?
ニホン語、話せますか?

ニホン語、話せますか?

あのマーク・ピーターセン氏の最近の書。
氏の本は、日本語話者が英語を学ぶのと同じように、英語話者が日本語を学ぶのにも非常に苦労することを教えてくれる。
これほど流暢な日本語を語る氏でも、今でも日本語にはコンプレックスを持っているという。
 
ネット未来地図
ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点 (文春新書)

ネット未来地図 ポスト・グーグル時代 20の論点 (文春新書)

佐々木俊尚氏の、去年の本。
ネット周辺の現状と近未来予想が極めてわかりやすく整理されている。
主観と客観がしっかり区別されており、ジャーナリストらしいと思った。
 
会話を楽しむ
会話を楽しむ (岩波新書)

会話を楽しむ (岩波新書)

ちゃんと、楽しい会話、してますか?
これを読んで、ふと、先のウィーンの学会参加で、休憩スペースのテーブルでの会話を思い出した。
4人がけのテーブルに、僕を含めて3人が持参のノートPCを使っていたのだが、そこにやってきたどこかの国のおじさんが自分のノートPCをひろげながら言った。
"Our computers are all IBM. IBM, IBM, IBM."
すると元の3人のうちの一人がこうつぶやいた。
"Bioinformatician choose IBM."
その広告の一文句みたいな”クールな”台詞をさらっとつぶやいた彼に、僕はおもわずにやけてしまった。
こういうジョークがすっと出てくる人でありたいものだ。(なかなか、そうはなれないんだよねー)
ちなみに、僕のPCはIBMではなかった(!!)。