2001年宇宙の旅

行きのフィンランド航空の中で、一気に読んだ。

決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)

決定版 2001年宇宙の旅 (ハヤカワ文庫SF)

正直、映画に対する印象はイマイチだったのだが、最近のマイSFブームの中で小説は素晴らしいとの情報を得て、フィンランドフライト読書に決定した。
いや、圧倒された。
映画では、あまりにクエスチョンマークが多かったのだが、この小説は、オープニングのヒト猿から最後のボーマンの顛末まで、首尾一貫した壮大なテーマが貫かれていることがよくわかる。
ボーマンと一緒に銀河系を飛び回って、本を閉じて窓の外を見たら、雲の上だった。
俺は所詮、いびつな金属に乗って大気圏の範囲を飛んでるだけのヒト猿だ。
とか思ってしまった。
いやマジで。
ため息でたぜ。