帰国直前の駆け足観光

既に帰国しておりまする。
帰国直前の午前、力を振り絞って最後の観光をしたので、その記録。

まずはフィンランディアホールの見物。
デザイン的に洗練された感じの建物。

森を見てきたあとに、ここでシベリウスを聴ければ最高だろうなぁ…。
 
次に、国立現代美術館キアズマを見学した。
多分今だけだと思うのだが、キアズマの壁一面に巨大な壁画が描かれている。

中の売店にはこの壁画デザインのTシャツなどが売っており、只今このテーマでキャンペーン中ということらしい。
と勝手なことを書いておこう。
キアズマの内部は、デザインに全く素人の僕が見てもわかるくらい、美しさと機能性を兼ね備えたもので、この建物自体がキアズマの最大の目玉のように思う。

好きな順序で、混み合うことなく、好きな作品を見たいだけ見られるような作りになっている。
また、それぞれの展示物は、建物の壁やつくりをフルに活用したものが多い。
内容的には、生理的な嫌悪感をどこまでかきたてられるかを追求しているかのような作品が多かったように思う。
小脳の中枢のほうに眠っているような原始的な恐怖感を直接刺激しようとしているような。
難しい、が、他ではできない体験をすることができたように思う。
 
ヘルシンキらしい風景を撮っておこう、ということで、トラム。

このトラムに乗れば、ヘルシンキ市内のちょっとした移動が楽にできる。
僕は市内交通が乗り放題になるツーリストチケットを購入して、乗りまくった。
 
最後に、もう一度港の市場に行ってみた。
先日は朝に行ったのだが、昼に行ってみると、何だかとても良い匂いがする。
匂いのするほうに行ってみると、観光客でごったがえしている一角があり、鮭などの魚のグリルとピラフのプレートを出しているテントがいっぱいあった。

そうそう、港なんだから、こういうのが絶対にあるはずなんだよなぁ。
ためらうことなく一皿注文した。
こりゃー、美味い!
今回の出張中、一番美味しいかもしれない。
最後になって、ようやく新鮮な海産物を堪能したような気がする。
 
食べてるうちに、飛行機のチェックインがやばい時間になってきた。
あわててトラムに飛び乗り、電車に乗り継いでホテルに帰り、バスで空港に向かった。
どたばたとヘルシンキを後にしたのでした。
 
もちろん、学会でも様々な収穫があったことは付け加えておこう。
いや、仕事ですから。