アイランド

TSUTAYA半額セールを利用して借りてきた。

アイランド 特別版 [DVD]

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ストーリー的には面白いと思うんだけど、ディテールが甘過ぎてあまりにも突っ込みどころ満載。
最初は「主人公、都合よく助かり過ぎ!」とかいろいろ突っ込んで見てたが、そのうちいちいち突っ込むのもバカバカしくなってきた。
多分、この製作者は、細かいことは気にしない人たちなんだと思われる。
 
気になったのは、2点。
1つは、どうしてクローン人間が本人の記憶まで持ってしまうのかということ。
しかし、クローン作成過程の映像では、まず循環器系ができあがり、徐々に他の器官が出来上がっている。
つまり、いきなり成人の人体構造を再建するという感じらしく、幹細胞から発生させる一般に言うクローン技術とは全く異なるもののようだ。
そう言えば再作成するとかいうときも、体を再スキャンするとか言ってたし。
まあ、だったら、記憶もコピーされるかな。
って、そんな凄いこと、2019年にできるかっちゅうねん。
この監督、わかってるのかわかってないのか。
 
もう1つは、このクローン人間作成会社は、実はマイクロソフトの将来像を描いているということ。
ビルゲイツが医療にも興味を持っているという発言をしていたので、そこから連想したのだろう。
クローンが施設で遊ぶゲーム機には、それこそデカデカと「XBOX」と書いてある。
街中にはマイクロソフトのインターネット端末らしきものがあるし。
まあ、それはそれで面白いんだけど、今からこの映画を作るなら、やっぱりGoogleかな。
Googleは、2015年までについに全人類の遺伝子情報を収集し、データベース化することに成功。
これにより、臓器移植を行うときに最も拒絶反応の起こりにくい人物を瞬時に特定することが可能となった。
金持ちの有名人に最も適切だと判定された主人公は、Google社が送った刺客の魔の手に立ち向かう…。
こんなの、どうでっしゃろ。