ラッシュアワー。

計画停電のため、多くの路線の電車の本数が減らされています。
本数が激減してから数日間は、普段の通勤電車が激混みでしたね。
前後左右からプレスされ、降りるときには一反木綿になってました。
最近は、何だか徐々に激混みが緩和されてきた気がしますが、
それは多分、春休みで中高生がいないせいでしょう。


就職して東京に出てきて、ずーっと思ってたんですが、
21世紀に入って10年以上たち、いろいろなテクノロジーが進歩しているとい
うのに、
どうして東京の通勤ラッシュを何とかすることができないんでしょうか。
この通勤ラッシュを軽減するだけで、東京の住み心地は格段にアップするのに。


僕の頭の中には、小さい頃読んだSFが鮮明に残っています。
そこでは、大都市にはいわゆる動く歩道が網の目のように張り巡らされ、
遅い歩道から超高速歩道まであります。
超高速歩道には、両脇に「加速帯」と呼ばれる部分が設けられており、
そこを通過していくことでどんどん加速できるしくみになっています。
もしこれが実現すれば、通勤ラッシュなんて概念すらなくなりそうです。
ま、巨額の投資が必要になりそうだし、今あるインフラを変えるのはとても無理
そうですが。
ドバイとかの中東の金持ち新興都市なら、できるのかな。


今あるインフラを大きく変えることなく、何とかすることはできないのでしょうか。
多分、一番現実的な方法は、いわゆる「ズレ勤」奨励。
ラッシュが嫌なら、早く(または遅く)会社に行け、と。
まぁそれもいいんですが、もっと大胆に変えるとしたら、
ラッシュ時とそれ以外の時間で運賃に差をつけることですかね。
実際、ワシントンDCの地下鉄では、朝夕の通勤ピーク時の運賃が高くなります。
これがラッシュ緩和にどれほど役立っているのかは、よく知りませんが。


もう、ラッシュ緩和なんて無理ー!ってんだったら、
せめて吊り革を増やしてほしいです。
でも、あんまり低い位置に増やしすぎると、僕みたいな背の高い人間にとっては、
のれんみたいになっちゃいますな。
ドリフのお化け屋敷コントのエンディングみたいというのか。
なんかこう、背の低い人にだけ、レッドスネークかも〜んって感じで、
にょろにょろっと伸びてくるような吊り革、できんもんすかねえ。