右回り?左回り?

いろいろ知的好奇心をそそるFlashを作っているサイトを見つけた。
http://www.procreo.jp/labo.html
それぞれ面白い動きをして見てて飽きないのだが、僕としてはその中にあった「Silhouette Illusion」に興味をそそられた。
http://www.procreo.jp/labo/labo13.html
一見、女の人がくるくる回っているだけなのだが、ふと気がつくと、何故かさっきまでとは逆に回っている。
最初は感覚を反転させるのが難しいのだが、慣れると割と簡単に切り替えられるようになった。
どちらにも回るように見える動画を作ること自体は、それほど難しくはないだろう。
面白いのは、人間はこのような動きをする黒い影に対して、立体的であるいう認識にほとんど逆らえないということだ。
この動画を、単なる黒いシルエットの平面的な形の変動と見ることはほとんど不可能だ。
そして、立体的に認識することを強制されるということは、どちらかの鏡像に限定して見るということを意味する。
やはり、人間の立体感覚は、左右の目の視点のずれだけでなく、平面的なパターンを立体図形に分析する能力と一体になって成り立っているのだな、ということを実感できる。
ということは、4次元を認識することも、想像力を鍛えれば不可能ではないということだろうか。