ヒトゲノムに隠された自然淘汰の証拠

これはほとんど自分の覚書。
HGM2006の1st prize ポスターの内容。
中立的進化をする場合、Ne(集団の有効な大きさ)に対して共通祖先は4Ne世代前にある。
しかし、自然淘汰が入った場合、生存に有利な突然変異遺伝子が急速に集団中に拡がって行くので、共通祖先の世代は非常に最近になる。
ハプロタイプブロックを明らかになることで、ヒトゲノム中に非常に最近に共通祖先からハプロタイプに別れて定着した領域があることがわかった。
これは、ヒトの進化において、中立的な進化と同時に自然淘汰も起こっていることの証拠となる。
参考:寺子屋『情報生物学』第1回 資料
http://www.ddbj.nig.ac.jp/ddbjnew/dcr2000/terakoya2-j.html
なお、この文章のディテールは間違っている可能性があるので、ご注意下さい。