太陽

 
銀座シネパトスで、アレクサンドル・ソクーロフ監督の「太陽」を見てきた。
(マイミクのミヨさんが見に行ったということで、調べたら見たくなったのです。)
 
昭和天皇の視点からの終戦
地下壕で「現人神」としての生活を送っているうちに、いつの間にか終戦になっている。
マッカーサーの元に連れてこられ、「現人神」とは全く異なる扱いを受ける。
昭和天皇自身は、「現人神」に疑問を持っていて、米軍に「人間」として扱われることで、むしろサッパリした気分になっているように見える。
どこまで事実と同じなのかはわからないけど、イッセー尾形が演じる昭和天皇はあまりにリアルで、多分実際にこんな感じだったんだろうなあ、と思わせる。
場面展開はほとんどないが、じっくりと見入っている間に、あっという間に2時間が過ぎた。
 
それにしても、銀座シネパトスには初めて行ったけど、その「アングラ」な感じが非常に面白かった。
入り口の地下通路からして、「アングラ」感バリバリ。
ここ、銀座だよなあ、と疑いたくなる。
上映中は、何と、地下鉄の通過する音が、結構大きな音で聞こえる。
 
ちなみに、立ち見も出るほどの大盛況、というので、@ぴあでチケットを買ってから行ったのだけど、今日は映画館はがらがら。
@ぴあでチケットを買った人は僕を含めて2人しかいなかったのだが、がらがらの映画館で2人並べてリザーブされてて、とても気まずかった。